あなたは、「今日は一日よく働いたな」なんて時に癒しやご褒美の時間をちゃんと自分にあげていますか?
普段忙しく活動する会社員の方や学生の方は特に、できるだけ頻繁に自分の心と体をリラックスさせてあげることが大切です。
そんな癒しにおすすめなアイテムがアロマキャンドルです。
おしゃれな家には絶対にあるというキャンドルは誰もが一度は憧れたことのあるアイテムではないでしょうか。
しかしキャンドルはインテリアとしてだけではなく、あなたの心や体の健康にもメリットがある万能アイテムです。
この記事では、アロマキャンドルにはどういった効果があるのか、どんな香りがおすすめなのか、そして正しい使用方法まで詳しくご紹介します。
ぜひ最後まで読んでみてください!
アロマキャンドルの効果

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最初にご紹介した通り、アロマキャンドルには心や体に効く様々な嬉しい効果があります。
例えばあの世界一幸せな国で有名なデンマークでは、実際に毎日の生活にキャンドルが多く使われているそうですよ。
おそらくあなたも、キャンドルの光になんだか落ち着くななんて感じた経験があると思います。
では具体的にアロマキャンドルにはどのようなメリットがあるのでしょうか?
アロマの香りでリラックス
アロマキャンドルの香りには脳の感情をコントロールする偏桃体を刺激する機能があります。
偏桃体をいい香りで刺激させることによって、感情を落ち着かせることができ心がリラックス状態へ変化していきます。
また、アロマキャンドルの香りは自律神経を整える効果があるため、代謝アップやストレス・疲労解消、そして質の高い睡眠をもたらしてくれますよ。
そうすると気分も上がり集中力も高まるため、仕事や勉強においてより生産性の高い毎日を過ごせるようにもなりますね。
炎ので癒される
キャンドルの小さな炎のには科学的に照明された癒し効果があります。
キャンドルやろうそくの炎を見つめていると、なんだかぼーっとしてしまって気づいたらしばらく時間がたっていたなんてことありますよね。
その炎のゆらゆらとした揺れは「1/f ゆらぎ」と呼ばれ、優しい風や小川の流れ、そして人間の心臓のリズムと同じだと言われているそうです。
そんな1/f ゆらぎに人間は本能的に安心感を感じるため癒しを得ることができるということです。
そしてさらに、キャンドルの炎は燃えると同時にマイナスイオンを放出します。
マイナスイオンは森や滝などに多くあるもので、その効果はストレスを解消や心を安定させてくれると期待されています。
あたたかな明かりで安眠効果
キャンドルの炎の暖色系の明かりはスムーズで質の高い睡眠へと導いてくれる効果があります。
忙しい現代で睡眠の質が悪くなっていく中、光はその原因の中のひとつです。
LEDなどの青白い照明や、スマホやパソコンのブルーライトを夜間に長時間浴びることで脳を活発な状態のままになり、結果寝つきが悪くなってしまいます。
一方でキャンドルなどのオレンジ色の光はリラックス効果があり、勉強や仕事の作業には向かない中で夜のリラックスタイムにはもってこいの明かりなのです。
夜寝る前に部屋を暗めにし、キャンドルをともしてあげることで脳と心が寝る準備を始め安眠へとあなたを導いてくれますよ。
アロマキャンドルのおすすめの香り

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アロマキャンドルには様々な香りの種類があります。
そしてその香りによって得られる効果や合う場面なども少しづつ変わってきます。
しかしアロマキャンドルにあまり馴染みがない方にとってはどの香りに挑戦してみたらいいか分かりませんよね。
このパートでは、リラックスにおすすめの香りとそれぞれの効果をご説明します。
ジャスミンの香り
甘いフローラルの香りがするジャスミンは脳のドーパミンなどの分泌を活性化させてくれ、幸福感を高めてくれる香りと言われています。
何かミスをして落ち込んでしまった時や、明日の大きなテストや大事な仕事で緊張してしまう時などに活用するとそのストレス状態を和らげてくれます。
女性だと生理痛を弱めてくれる効果もあるため、生理前や生理期間中の体と心が疲れてしまいやすい時期に特に効果を実感できますよ。
おすすめの使用方法は、
- 部屋において夜のリラックスタイムに使う
- お風呂場に置いて湯船につかりながら使う(換気扇を回しましょう)
以上の2つを参考にしてみてください。
ラベンダーの香り
ラテン語で「洗う」という意味がこめられていると言われるラベンダーは、疲れが溜まった心を洗い流し睡眠の質を高めると言われています。
フローラルだけどあまり甘すぎないものが好きだという方に特におすすめの香りです。
様々なおやすみグッズに使用されるラベンダーは、自律神経を整えてくれる作用がありストレスを解消してくれます。
そのため、よりスムーズな眠りにつくことができるのです。
おやすみ前に部屋やベッドの近くにおいて焚いてみましょう。
オレンジスイートの香り
前向きで幸せな気持ちにしてくれる効果があるオレンジスイート。
柑橘系でフレッシュかつ甘い香りが好きな方に特におすすめしたいアロマキャンドルです。
オレンジスイートの香りもジャスミンやラベンダーと同様にストレスを和らげてくれる機能があり、また副交感神経を整えてくれるため安眠へと導いてくれます。
翌朝にはオレンジのさっぱりとした香りからスッキリと起床することができると言われています。
胃腸にも効くと言われているため、胃腸の調子がすぐれないときなんかも活用できますね。
おすすめの使用方法は、
- 寝る前に部屋で焚き寝ている間に香りを嗅げるようにする。
- 一人でのお家ディナーなどの時に使う
サンダルウッドの香り
日本ではお香などでよく使われ、白檀「ビャクダン」として昔から親しまれている香りですね。
サンダルウッドは、スッキリとしつつも深みのあるウッド系の香りが好きな方に特におすすめです。
緊張状態や不安な気持ちを抑え、穏やかな精神状態を保たせてくれる効果があります。
そのため、なかなか寝付けない時や頭痛があるときなどに、サンダルウッドの香りを嗅ぐとぐっすり眠れたり、頭痛が収まってくれたりすると言われているのです。
瞑想の時間や、心を整理したいと感じたときに近くにおいて焚くとより効果を実感できます。
キャンドルを正しく使おう

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キャンドルの効果やおすすめの香りを知っていただきましたが、いざ購入したときに正しい使用方法を知らずに使い始めてしまう人も多いです。
キャンドルは、とりあえず火をともせばいいと思われがちですがそうではありません。
間違った使い方をしているとキャンドルの持ちが悪くなってしまったり、香りの広がりが弱くなってしまったり、最悪の場合火災などの事故につながる可能性があるためしっかり知っておくことが大切です。
このパートでは、正しいキャンドルの使い方を細かくご説明します。
使い始める前 ~準備編~
まずキャンドルに焚く前に、以下の3ステップを行ってください。
- キャンドルについたラベルやフィルムをはがす・埃や燃えカスなどを掃除する
- キャンドルの置く場所の周りを片付ける
- キャンドルの芯を5mm程度に切る
初めて使うキャンドルの場合はフィルムやラベルなどを全てはがし、以前につかったキャンドルでしたら積もった埃や前回の燃えカスなどを綺麗に掃除しましょう。
すると余計なものが燃えずに済むため、火をともして嫌なにおいがすることを防いでくれます。
キャンドルには火を使うため、周りに燃えやすいカーテンや衣類、紙類などがないことを確認しましょう。
万が一誤って倒れたりしたときのためにも、できるだけ何もないほうが安心して利用できます。
そして最後は、キャンドルの芯を短く切ってください。そうすることでキャンドルのロウに火が近くなりすぐに溶け始めるため、香りが素早く広がります。
また、余分な分の芯を燃やす必要がないため焦げのような匂いがすることを防ぎます。
使っている最中 ~使用中編~
準備が整ったら、以下の3点に注意しながらキャンドルに火をともして香りを楽しみましょう。
- 火はできるだけ芯の根元にまっすぐつける
- 芯が長くなったら火をつけなおす
- 火は最低約1時間以上、最高3時間以内ともす
火をつける際に中心がずれると、片方のロウだけが溶けせっかっくのキャンドルの形が悪くなっていしまいます。
もしずれてしまったなと思った場合は一回火を消して、つけなおしましょう。
火をつけてしばらくすると、ロウが溶けて中にあった芯が出てきます。
ロウの溶けが芯の燃えよりはやく進み芯が長くなってしまった場合も、一回消して根元に火をつけなおしてください。
そしてキャンドルは1時間以上焚くようにしましょう。
そうすることでキャンドルのロウ全体がしっかり均等に溶けてくれるため、ロウの中心だけがへこんで最後まで使いきれなくなることを防いでくれます。
しかしあまり長時間使うと、煙が大きくなりすぎてしまったり、ロウがいっぺんに溶けすぎて形が崩れたりするため3時間以内には消しましょう。
使い終わった後 ~後始末編~
キャンドルを焚いた後にも大切な後始末があります。次回使いやすい状態にするために、そしてキャンドルをより長持ちさせるために以下の3ステップを行ってください。
- ピンセットで火を消す
- 底に溜まった溶けたロウを取り除く
- 直射日光の当たらない所で保管する
まず火を消す際は、息を吹いて消したりはせずにピンセットで消しましょう。芯をつまみ、その芯をロウに押し倒すと簡単に消すことができます。
この方法で火を消すことで煙っぽいにおいが発生することを抑え、アロマの香りをより楽しむことができるようになりますよ。
火を消したら、キャンドルホルダーの底にたまったロウを取り除くためにまず60℃程度のお湯を注いでください。
するとロウが浮き、お湯が冷めたころにはロウも固まるため簡単に取り除くことができます。
手入れが出来たら直射日光が当たらない所で保管してください。
埃がかぶることを防止するために蓋や、蓋がないものは布などを掛けておくと次回使用する際の手間が省けます。
まとめ

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今回はお家でリラックスができるアロマキャンドルについてご紹介しました。
アロマキャンドルは炎や香りで心を穏やかにしてくれる効果があり、ストレス解消やいい睡眠をもたらしてくれます。
ご紹介したリラクゼーション用におすすめのアロマキャンドルは以下の4つです。
- ジャスミン
- ラベンダー
- オレンジスイート
- サンダルウッド
ぜひ参考にしていただき、自分にぴったりの香りを見つけてください。
また、使用する際はこの記事でご説明したとおりの正しい使用方法でお気に入りのアロマキャンドルを扱ってあげましょう。
忙しい日々にアロマキャンドルを取り入れて毎日をもっと楽しく、そして穏やかに過ごしませんか?
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