あなたは普段日記をつけていますか?
今まで何度か挑戦したけれどいつも三日坊主で終わってしまったり、何を書いたらいいのか分からなくなってしまうといった経験はありませんでしたか?
人々が忙しく生活する現代で普段から日記をつける習慣のある方は少ないです。
またスマホでの生活が中心になりノートに文字を書く機会が無くなったことから、日記を書くということから人々がさらに離れていっているのが現状です。
しかし、日記には現代のストレス社会で生きる人たちにこそ必要な効果がたくさん隠されているのです!
この記事では、日記をつけることで得られる嬉しい効果と、そして日記を習慣づけるコツまで細かくご紹介します。
心に起こる変化

日記をつけることのメリットとしてあるのがメンタルへの効果です。
毎日忙しく過ごしているからこそ、心のケアは大切ですよね。日記はそんなあなたのメンタルケアをお手伝いしてくれます。
このパートでは、日記をつけることで具体的にどのような心への効果があるのかをご説明します。
気持ちに整理がつく
普段、人間は一日に3万回以上もの決断をしています。そのため頭の中は常に考え事でいっぱい。
特に何か大きな決断をしなければいけない時や悩みごとがある時などは、気持ちまでもやもやしてしまいますよね。
そんな時に日記を使って、その日感じたことや思ったこと、経験したことなどを紙に書き出すことによって頭の中の言葉を整理することができます。
また、その書き出した文字を読むことによって客観的にその気持ちや考えを見ることができるようにもなります。
客観的に自分の思いを見ると心が落ち着いたり、その悩みが意外と大きなことでは無いのかもと安心する効果がありますよ。
ストレスを発散できる
紙に書くという行為は特に意味が無いように見られがちですが、実はストレス解消の方法としてとても有効的だと言われています。
自分の本当の気持ちや悩みを人にまっすぐ伝えることが難しいと感じる方は多いのではないでしょうか。
しかし日記であれば、必要なだけ時間をかけてあなたの気持ちを言葉にでき、さらに誰にも見られないためどんな思いも正直にぶつけることができるのです。
ストレスを心の中に抱え込むことによって、さらに不安感が増しさらなるストレス増加につながってしまいますよね。
そのため普段から日記をつけて、日々思いや悩みを吐き出すことを習慣づけることが大切です。
ポジティブな気持ちになれる
日記にはネガティブなことばかりを書くわけではありません。
今日あった楽しかったことや嬉しかったことも思い出して記録することによって、それらの小さな幸せをさらに強く感じることができるようになります。
人間は嫌なことは長く覚えていますが、普段経験する小さな幸福は意外と忘れてしまうことが多いですよね。
そんな小さな幸福を日記に残しておくと、後で見返したときにもまた幸せな気持ちになることができます。
紙に嬉しかった気持ちを文章にして書き出すことによって、その気持ちをさらに明確に受け取ることもできるようになりますよ。
そのため日記をつけることによって幸せを感じやすくなり、様々なことをもっとポジディブに考えることができるのです。
日記をつけることで得られる力

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日記の効果は心にだけでなく、この社会で生きる大人として必要なスキルを上げる練習にもなるのです。
スマホやインターネットの普及で失いかけてしまっているスキルたちを、日記をつけることで取り戻すことができるのです。
ではどのようなスキルの向上が特に期待できるのでしょうか?
このパートでは、どのようなスキルアップが日記から得られるのかをご説明します。
思考を言葉にする力
日記をつけることで自分の考えや思いを言葉にする力がつきます。
人は毎日沢山の考え事をしていますが、ほとんどをそのままスルーしてしまっています。
そのため、実際にその考えや気持ちを他人に説明してくださいと言われると、考えがごちゃついたりぴったりの言葉が浮かばなかったりしますよね。
特に現代ではインターネットなどで情報の吸収量が膨大な一方、それをアウトプットする機会というのが少ないです。
しかし自分の気持ちや意見をきちんと言葉にする力というのは、仕事でも毎日の生活でもとても大事なスキルです。
日記で思いをアウトプットする練習をすることで、いざ自分の考えを言葉にしなければいけない場面ではよりスムーズなコミュニケーションをとることができるようになりますよ。
文章力
日記をつけることで自分の気持ちや考えをアウトプットできるとご紹介しましたが、その延長線上で文章力までをも向上させることが可能です。
文章力はSNSなどで誰もが情報の発信者になれる時代だからこそ必要な力ですよね。
日記を習慣的につけていくことで、どのような文章構造でどのような言葉遣いをするともっと魅力的な文章に見えるかが分かってきます。
文章力を上げると受け取り手にスマートな印象を与えることができるため仕事などでも役に立ちますよ。
単語力や漢字力
自分の気持ちや思いを文字にしていると、この気持ちはを表す単語はあるのだろうか?この漢字はこれで合っているのだろうか?といった疑問が出てきます。
そのたびに調べ、その調べたことをすぐに日記で使うことになるためその単語や漢字をより覚えやすくなります。
それを繰り返しているうちに自然と単語が増え、もっと多くの漢字を書くことができるようになります。
スマホやパソコンなどで自動変換ができる中、漢字を「選ぶ」ことはできるけれど「書く」ことができないという方が多くいます。
だからこそ、豊富な単語と正しい漢字を使って洗練された文章をかけることはとても大切なスキルなのです。
そしてそのスキルは普段の日記で得ることができます。
続く日記のつけ方のコツ

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日記をつけることで得られる効果をいくつかご紹介しましたが、実際にどのように日記をつければいいのでしょうか?
日記を続けることはなかなか難しいと感じている方もまだたくさんいらっしゃると思います。
このパートでは、日記を続けやすくなるコツをいくつかご紹介します!
このコツたちをしっかり読んでいただけば、簡単に日記を習慣化することができますよ。
その日のうちにつける
日記を付けるときはできるだけ記憶が新しいその日のうちにつけましょう。
日にちが経ってしまってからつけようとすると、忘れてしまったり他のことと混ざってしまい確実な気持ちや思い出を書き出せなくなってしまいます。
特にストレスが溜まってその気持ちを吐き出したい日には、そのもやもやががあるうちに書き出してしまうことでより効果的なストレス解消につながりますよ。
また、その日のうちに感じたことをアウトプットすると、気持ちがスッキリした状態で次の日迎えることもできます。
その日のうちに日記をつけるためにおすすめしたい方法は、寝る前などの時間に日記をつけることです。
日記は数分あれば書くことができるため、寝る前にスマホを触る代わりとして日記をつけてみてはどうでしょうか?
モチベーションの上がるようなことを書く
日記を書くときに大切なことは、ただ適当に今日あったことなどを書くのではなく、書いてて元気が出てくる文章を書くことです。
ストレス解消のために日記にネガティブな気持ちをぶつけている日も、最後はそれを乗り越えるための自分へのエールを書いてあげてください。
そのエールは書いた日だけではなく、今後日記を見返したときにも大きなメッセージになります。
あなただけの日記を少しずつポジティブになれるものにしていくことも大切なことの一つです。
できる範囲だけで書く
日記を習慣化するために一番大事なことは、無理をしないことです。
最初から毎日1ページ分書くなどと目標づけてしまうと、後で負担になってしまい結局すぐに止める原因になってしまいます。
そのため日記をつけるハードルは低くしましょう。
例えば、
- 1日に最低2~3行はつける
- 一日のポイントだけをつづる
- 忙しい日は書かなくてもいい
などと優しいルールを自分で作ってあげることで、日記を続けやすくなります。
日記は毎日できればさらに良いですが、できる日にできる量を書くだけでも効果は十分得ることができますよ。
もちろん、今日はたくさん書きたいことがあるなという日には好きなだけ書いてくださいね。
まとめ

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今回は、日記に隠されている効果と日記を続けるコツについてご紹介しました。
ご紹介した内容をまとめると、日記をつける習慣は以下のような効果があります。
- 気持ちの整理ができるようになる
- ストレス解消につながる
- ポジティブになれる
- 気持ちをアウトプットする力がつく
- 文章力が上がる
- 単語力や漢字力が向上する
また、これらの効果を実感するために覚えておいてほしいコツは以下の3つです。
- その日のうちにつける
- やる気ができるような文章を入れる
- 無理をしない程度にする
忙しい毎日を過ごしているからこそ、自分としっかり向き合う時間を作りその気持ちを吐き出すことはとても大切なことです。
またそれらの文章を数年後に見返したときに、どれだけ自分が成長できたのかを比べることができるのも良いですね。
ぜひ日記をつけて、習慣的に自分自身のケアをしてあげませんか?
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