女性の命と言われている髪の毛。
特に後ろ姿だと髪が「あなたの顔」であるとも言えます。
つまり髪は、あなたの印象に大きく影響するパーツなのです。
あなたの前を歩く女性が魅力的なサラサラヘアをもっていると、自動的に素敵な女性であるといった印象を受けますよね。
しかしお化粧や服装と違って正面から見えない髪の毛は、多くの女性が十分なケアをできていないことが多いです。
だからこそ髪のケアをしっかりして他の女性と差をつけたいと思いませんか?
この記事では、髪のケアをすることで得られるメリットから、どういったケアをこれからしていけばいいのかまで詳しくご紹介します!
髪のケアはなぜ大切なのか?

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髪のケアを始める前にまずするべきことは、なぜケアをすることが大切なのかを知ることですよね。
ケアをするメリットを知ることでこれからケアを続けていくモチベーションにもなります。
ではどのような良いことが髪の毛のケアから得られるのでしょうか?
清潔感がでる
お化粧や服装と違い、美しく見せるのに毎日のお手入れが必要な髪は普段のあなたの生活習慣が出やすい部位です。
そのため、あなたの髪が綺麗でサラサラだと普段からこまめで清潔感のある女性であるといった印象を相手に与えることができます。
やはり清潔感のある女性は同性からも異性からも好感を持たれるため、恋愛や人と関わる仕事において大きなメリットがあると言えますね。
若く見える
素敵なサラサラヘアを手に入れると、約5~10歳も若返って見えると言われています。
健康的で若々しい髪の毛には「エンジェルリング」と呼ばれるツヤがあります。
そのエンジェルリングがその人に若々しい印象をもたらしてくれるのですが、そのツヤの正体はキューティクルです。
キューティクルは髪の毛の表面をうろこのような形状で覆うタンパク質で、光が髪にあたるときに反射してツヤを出します。
十分なケアが出来ていないとキューティクルは開いたり剥がれ落ちたりしてしまい、結果的に髪が絡まりやすくなったり、枝毛や切れ毛の原因となってしまいます。
しかし毎日のケアでそれを防いであげればいつまでも若々しい自分でいることができますよ。
将来的な髪トラブルを防ぐ
髪の毛のケアは今のあなたの印象を変えるためのものだけではなく、将来できるだけ長く素敵な髪を持ち続けるためにも大切なことです。
人は歳をとると髪の生え変わりサイクルがゆっくりになっていくため、薄毛になってしまったり様々な髪トラブルに悩み始めます。
そのためできるだけ早いうちから髪の毛のケアを始め、健康的な髪を育てていくことが大切になってきます。
そして早いうちからケアを始めそれを続けることでヘアケアが習慣化し、歳をとったあとでも苦を感じることなく毎日お手入れをすることができるようになりますよ。
髪が傷んでいる原因は?

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髪の毛のケアがなぜ大切なのかを知っていただきましたが、一方で髪の毛が傷む原因は知っていますか?
原因をしっかり知ることで、今後それらの行動を控えたり別の方法に工夫することができるためさらにサラサラ髪にまた一歩近づくことができます。
このパートでは、皆さんが普段気づかないうちに髪を傷める原因になっているものについてご説明します。
熱によるダメージ
特に女性は、毎日シャワーの後やお出かけの前にドライヤーやヘアアイロンで髪に熱を与えることが多いです。
ドライヤーやヘアアイロンは約100℃~200℃くらいの温度があるため、そんな熱をタンパク質で出来ている髪に毎日毎日あてていると焼けて傷んでしまうのは明らかですよね。
だからといってドライヤーをせずにそのまま寝ることも髪を傷める原因になりますし、お出かけの際はやっぱりヘアアイロンで髪を整えることは必要です。
ですから、毎日のケアとできるだけ高い温度の熱を与え続けない工夫をすることが大切になってきます。
摩擦によるダメージ
毎日の生活の中で、髪の毛が擦れ合って摩擦が起きてしまう行動というのは想像以上に多いです。
例えば
- 睡眠中
- ブラッシング中
- シャワー中
- シャワー後のタオルドライ中
などの行動により起きた強い摩擦は、うろこ状のキューティクルを傷つけてしまい髪を傷める原因になってしまいます。
日焼けによるダメージ
髪は、体のパーツの中で一番日差しを受ける部位です。
お肌の日焼け対策をする女性は多いですが、それでも髪の日焼け対策をしている方は多くありません。
髪が紫外線によって日焼けをするとタンパク質が壊れてしまい、ツヤやうるおいを失ってしまいます。
紫外線から体を守ってくれるメラニンは人間の皮膚や毛にも含まれていますが、髪の外側のキューティクルの部分にはメラニンは含まれていません。
そのため直接紫外線を受けてしまい、パサついた髪になる原因になってしまいます。
髪染め、ブリーチ、パーマなどによるダメージ
髪のカラーリングやパーマなどはファッションをより楽しめるものとして、沢山の女性に人気があります。
しかしこれらは薬品などを髪の毛の中に浸透させて行うため、キューティクルがはがれてしまったり髪の栄養素がぬけてしまったりして髪を傷めてしまいます。
特にセルフでできる市販のものは、値段もお手頃で気軽にできますがやはりダメージはその分強くなります。
髪の傷みを軽減するためにも、しっかりと美容師さんと相談をしてその後のケアまでしっかりと行うことが必要不可欠です。
普段の生活からできること

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髪の毛を傷つけてしまう原因は、毎日の生活の中に予想以上に多くありましたね。
しかしそれら全てを禁止にしてしまうことは不可能です。そのため毎日のセルフケアがとても大事になってきます。
ではどのようなケアを行っていけば良いでしょうか?
このパートでは、今すぐ自分で簡単にできるケアをいくつかご紹介します。
正しいシャンプーの仕方を知る
まずは基本中の基本であるシャンプーの仕方から見直してみましょう。
正しいシャンプーの仕方はまずこの順番で行っていきます。
- ブラッシング
- 予洗い
- シャンプー
- コンディショナー
まずはブラシを使って髪をとかしシャンプー中に髪が絡まることを防ぎます。
ブラッシングをしておくことで、頭皮の汚れも浮きやすくなるためしっかり洗うことができるようになります。
予洗いでは、38℃くらいのお湯を使って頭皮全体を洗い流します。
指の腹を使って優しくゆっくり頭皮をマッサージしましょう。3分程度はしっかり予洗いを行ってください。
しっかり髪を濡らすことで、埃などの汚れが落ちてシャンプーも泡立ちやすくなりますよ。
予洗いが終わったら、シャンプーを一度手のひらですこし泡立ててから髪全体につけていきます。
その後はきちんとお湯で洗い流し、コンディショナーをつけるために髪全体の水気を優しく絞ります。
コンディショナーは1~2プッシュを手に取り、耳の高さあたりから毛先までに揉みこむようにつけましょう。
そしてシャワーキャップやヘアゴムを使って髪をまとめ、3~5分置いて浸透させてください。
最後にぬめりけが無くなる程度まで軽く流して終わりです。
正しいドライヤーの方法で髪を乾かす
シャワーを浴びた後の濡れた髪はキューティクルが開いた状態です。
そのまま自然乾燥にしてしまうと潤いがそこから逃げ、パサついた髪になる原因になります。
お風呂から出た後はできるだけ早めにドライヤーで乾かしましょう。
正しいドライヤーの方法は以下の順番で行います。
- しっかりタオルドライをする
- 手や目の粗いコームなどを使って髪の絡まりをほぐす
- 根元から毛先に向けて乾かす
- 冷風で仕上げる
先ほどもご紹介した通り、ドライヤーの熱をあてすぎると髪の毛が傷む原因になります。
できるだけドライヤーの時間を短くするためにはタオルドライが非常に重要になってきます。
しかしガシガシと拭いてしまっては摩擦が起きてしまうため、ぽんぽんと髪をタオルでたたきながら水分を吸わせることを意識しましょう。
その後は目の粗いコームで髪をとかしドライヤーで摩擦が起きることを防ぎます。
ドライヤーで乾かすときは髪から20cm程離し、根元から毛先にむかって乾かしましょう。
80%程度乾いたというところで温風を冷風に切り替え、仕上げをしてください。
この方法でやることで、開いていたキューティクルを閉じさせて潤いを中に閉じ込めることができますよ。
日差しの強い場所では帽子や日傘をさす
正しいシャンプーやドライヤーの方法を知っても、やはりまだ見逃せないのが紫外線です。
せっかく毎日頑張ってケアをしても、髪の毛が日に焼けて傷んだままだと嫌ですよね。
特に夏場や日差しの強い場所では帽子をかぶったり日傘をさしたりして直接紫外線が髪に当たってしまうことを防ぎましょう。
帽子や日傘がどうしても嫌だという方は、分け目をこまめに変えて同じ髪の毛がずっと日に当たっている状態を防ぐことでも効果はありますよ。
睡眠やストレスに気を付ける
髪をサラサラにするために、睡眠やストレスなどに気を使っているという方は少ないです。
しかし寝不足や過剰なストレスは体の血流を悪くさせ、十分な栄養を体全体に行きわたらせることが出来なくなってしまいます。
そのため髪の栄養も失われていき、枝毛や切れ毛、薄毛の原因になります。
サラサラな髪を手に入れるには内側から健康体でいることがとても大切です。
頻繁にリラックスタイムを設け一日のストレスを和らげてから睡眠につくことで、睡眠の質が高まり心も体も健やかになっていきますよ。
そして結果的に、美しくく健康な髪を育てることができます。
さらに美しい髪を手に入れるコツ

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先ほどのパートでは、今すぐできる簡単な方法をご紹介しました。
しかしさらに美しいサラつやヘアを手に入れたい場合は、普段の生活にいくつかの工夫をプラスすることでもっと理想の髪へと近づくことができます。
このパートでは、今まで以上に髪をサラサラにするために簡単にできるコツをご紹介します。
ヘアオイルを活用する
毎日の生活で潤いがどんどん失われていってしまう髪には、お肌と一緒で保湿をしてあげることが大切です。
特に、髪に高温の熱を与えるドライヤーやヘアアイロンを使用する際には、事前にヘアオイルを髪に塗ってしっかり下準備をしましょう。
さらにドライヤーで髪を乾かした後もヘアオイルで保湿してあげると、髪の中の潤いをしっかり閉じ込めることができますよ。
また、ヘアオイルを使ってヘアパックなども週に1~2回行ってみましょう。
ヘアパックに必要はアイテムはこちらの3つだけです。
- ヘアオイル
- 目の粗いコームやブラシ
- 蒸しタオル(タオルを濡らして容器に入れ、その上にラップをかぶせて電子レンジで30秒程温めます)
- まず初めにヘアオイルを丁寧に髪につけます。その時は髪をいくつかの束に分けて揉みこむようにゆっくり塗っていきましょう。
- ホットタオルで髪を包み込み、10~20分蒸らします。タオルで髪を包むのが難しい方はヘアゴムを使ってまとめ、その上からタオルで包んでください。
- シャワーのぬるま湯でオイルのぬめりけを落とし、その後は普段通りにシャンプーをしてください。
時間のある日や特別な日の前日などに行うと、次の日はサラつやの髪で一日を過ごすことができますよ。
シャワー中の頭皮マッサージ
普段のシャワー中にヘッドマッサージを取り入れてあげると、さらに健康的な髪を育てることができます。
頭は心臓から遠く、また脚や腕のように頻繁に動かす部位ではありません。
そのため血流が悪くなり十分な栄養を受け取るまでに時間がかかってしまいます。
そんな頭をマッサージしてあげることで、髪の毛にまでしっかり栄養をと届けることができツヤやハリのある髪になります。
また、ヘッドマッサージは髪以外にもお顔のリフトアップやお肌のトーンを明るくしてくれる効果があります。
セルフマッサージは少し面倒だと感じるかもしれませんが、毎日のシャンプー中にたった1分ほどしてあげるだけで効果はあります。
ヘッドマッサージは以下のポイントに注意しながら行ってください。
- 指の第一関節の腹全体を使う(爪はたてない)
- 皮膚は擦らずに地肌を動かすようなイメージ
- ゆっくりリラックスしながら行う
髪を結んで寝る
人は寝ている間におおよそ10~30回の寝返りをうつといわれています。そしてその寝返りのたびに髪の毛が擦れ強い摩擦がかかります。
実際朝起きたときに、昨日の夜に丁寧にケアしてサラサラだった髪が絡まってざらつきがあるなと思われた経験はありませんか?
別のパートでもお伝えしたように、強い摩擦はキューティクルをはがし髪を傷める原因となります。
そのため寝る際に髪の毛を結んでおくと、髪があちこちに散らばらずに寝返りをうっても摩擦がかかりにくくなります。
しかし結び方によっては逆に髪に負担がかかったり、睡眠の邪魔になったり、もしくは髪の毛に結び目のかたがついてしまって困りますよね。
それらの問題を起こさないおすすめの結び方はゆるめのおさげです。
髪を2つに分け、両サイドでゆるくみつあみをします。耳元はゴムではとめず毛先だけを結ぶようにしましょう。
ゆるいおさげ髪で寝ると摩擦の軽減だけでは無く、
- 寝癖がつきにくくなる
- 次の日のスタイリングがしやすくなる
- 編み込みをすれば髪全体をゆるふわカールにできる
などのメリットもあります。
食事に気を使う
健康的なサラサラ髪を手に入れるには、体の内側から美しく健康にしていくことも大切です。
そのためにはまず栄養バランスの良い食事をとることが必要不可欠ですよね。
栄養をしっかりとることで健康的な頭皮を手に入れることができ、これから生えてくる髪質も良くなります。
特に髪に良いとされているこれらの栄養素は以下の通りです。
- タンパク質:魚、お肉、卵、乳製品
- ビタミン:緑黄色野菜、柑橘類、ナッツ類、海藻類
- 亜鉛:レバー、牡蠣、牛肉、チーズ
- コラーゲン:軟骨、豚肉、長いも
これらの栄養素を摂取することを意識しながら、バランスの良い食事をとるようにしましょう。
まとめ

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今回は、毎日のセルフケアで簡単にできる髪がサラサラになる方法をご紹介しました。
まとめると、髪の毛が傷む原因は以下のことである場合が多いです。
- ヘアアイロンやドライヤーによる熱
- ブラッシングや寝返りなどによる強い摩擦
- 日差しによる日焼け
- ヘアカラーやパーマ
これらの原因から傷んだ髪をきちんとケアしてサラサラヘアを取り戻すためには、以下のことを行ってください。
- 正しいシャンプーの方法で髪を洗う
- 正しいドライヤーの方法でブローする
- 睡眠不足やストレスを改善する
- ヘアオイルを使う
- ヘッドマッサージを行う
- 寝る際に髪を結ぶ
- 食事で栄養をしっかりとる
髪はその人全体の印象を大きく変えるものです。
いくつになっても女性であることを楽しむために、早めのうちからセルフケアを普段の生活に取り込み美しいサラつやヘアを手に入れましょう。
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