在宅ワーク(勤務)する人が増え続ける今、『自宅では集中しづらい!』という人も多いのではないでしょうか。
仕事を始めようと思ったら、ついついテレビを見てしまった、家事をしてしまったなど、プライベートと仕事の時間のメリハリをつけることが難しい、という声も良く耳にします。
それでは在宅ワーク(勤務)を快適に、そして集中力がアップする環境にするには、どのようにしたら良いのでしょうか?
今回は集中力がアップする環境作りについてまとめました。
在宅ワーク(勤務)を始めたばかりで、どのようにしたらいいかわからない、という人も参考にしてみてくださいね。
仕事に集中できる環境とは

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それでは集中できる環境とは、どのような環境なのでしょうか。
それは仕事に関係ないものが、視野に入らないこと。
仕事に使用するものが、立ち上がらなくてもまわりに揃っていること。
目が疲れにくかったり、集中しやすい明るさになっている環境です。
ひとつひとつどのようにしたら良いか、見てみましょう。
机の上が片付いている
仕事をする机が散らかっていて、仕事で使う資料が置けない、見つからない、では生産性が落ちます。集中もしにくいですよね。
まずは不要なものを処分し、スッキリとした机の上を心がけましょう。仕事に必要なものは机の中や、まわりにある状態にしておくと効率アップにつながりますね。
また仕事が終わったら机の上もリセットすることで、仕事とプライベートの時間にメリハリができます。
次の日すぐに仕事を始められる状態にしておくのがベストです。
誘惑されるものがない
子供のころ、宿題をしようとしたら目の前のマンガやゲームが気になり、宿題をせずにあっという間に時間が経ってしまったという記憶はありませんか?
のび太くんやちびまる子ちゃんなども、よくなっていますよね。
大人もやはり仕事をしようと思ったとき、まだ読んでいない雑誌やマンガ、つけっぱなしのテレビがあればそちらに目がいってしまうものです。
スマホも着信音が聞こえる状態、画面が見える状態にしておくと、メールやLINEが届く度に集中力が途切れますよね。
仕事の連絡を取るために必要な場合もありますが、集中したいという時は一旦離れた場所に置いてしまうのもよいでしょう。
テレビは消して、仕事する部屋には雑誌やマンガ、趣味のものは置かないことが大切です。
太陽光の入る窓と、明るい照明がある
オフィスだと集中できるのに自宅だと何故か眠くなる、頭がぼーっとするという人は明かりが良くないのかもしれません。
リラックスしやすい『電球色』を使っていませんか?
電球色はオレンジ色の、温かみのある光の色です。リラックスできる落ち着く色ですが、仕事をするのには適していません。
オフィスに使われているのは『昼光色』という青みががった、白い光が多いです。
脳を覚醒させる効果があるので、集中力を高めるのに最適だそうです。
ですが明るくハッキリと見え過ぎることで、目が疲れることも。そのため、リビングなどのリラックスしたい部屋にはあまり適していません。
1番仕事にもリビングにも、適しているのは『昼白色』。
太陽の明るさに一番近い自然な光の色なので、目が疲れにくく、また長時間滞在するリビングなどにも良い明るさです。
これに窓から入る自然な明かりがあれば、在宅ワーク(勤務)にはちょうど良い明かりと言えるでしょう。
作業中の姿勢や配置を考える

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在宅ワーク(勤務)中は、どのような姿勢や配置で作業するのが良いのでしょうか。
理想は書斎があり、専用のデスクと疲れにくい椅子があることですが、今まで在宅ワーク(勤務)をしてこなかった人がすぐにその環境を整えるのは難しいですよね。
1人暮らし、賃貸暮らしの方はちゃぶ台スタイルで床に座って作業している、という人も多いかと思います。最近は立ってするという人も多いそうですよ。
デスクに座ってする場合
デスクに座って仕事をする場合、窓を背にして部屋のドアを見えるように座ると集中力がアップするそうです。社長室の社長のデスクのイメージですね。
壁や窓を前にしたほうが、余計なものが目に入らず良いのではないかと思いますよね。
壁を使えば資料などを貼ることもできそうです。
しかし集中しやすさを考えたとき、それは良くないのです。
窓が前にあれば、窓の外の景色が気になったりしてしまいます。ボーっとしてしまうことも。
またドアが背後にあると、誰か入ってくるのではと集中が向いてしまうこともあるようです。そのためドアが視界に入ると、落ち着いて仕事に集中することができるんですね。
デスクに座って作業する場合お尻から頭までが床に対して垂直になり、両足が地面にしっかりと付いている状態が良い姿勢です。良い姿勢に近づける椅子選びが重要ですね。
床に座ってする場合
リビングテーブルで床に座って作業している、という人も多いのではないでしょうか。
長時間作業すると、腰やおしりが痛くなってきますよね。
これではやはり集中できません。
理想はやはり椅子です。集中力が途切れたときにすぐに立ち上がって、体を伸ばしたり、飲み物を取りに行ったりと気分転換もしやすいです。
床に座ると、立ち上がるのもしんどくなってきますよね。
とはいえ椅子やデスクを置くスペースはないという人は、快適な座椅子や座布団を取り入れましょう。
30分程度座ってもおしりが疲れない固さや厚みの、座椅子や座布団がいいですね。
テーブルが低い場合はホームセンターなどに売っている、高さ調節のグッズを使うとよいです。集中しやすいようにデスクと同じように、窓に背を向けられる位置に座りましょう。
立って作業する場合
意外かもしれませんが、立って作業すると効率や集中力がアップするのはご存じでしたか?
座ったままだと、肩こりや腰痛が気になる人も多いのではないでしょうか。下半身の筋肉が衰えることで代謝が落ち、肥満や血糖値の上昇にもつながるそうです。
それを防ぐためにも、30分に1度立って作業をするだけで、途切れかけていた集中力を回復し、効率アップにつなげることができます。
またweb会議の時は窓を背にすると顔が暗くなってしまいますので、長時間でなければ移動し、立って参加するのもおすすめです。
資料作成なら肘くらいの高さのテーブルが、作業しやすい高さ。最近は高さが調節できる机もあります。
書斎などの棚を利用してもいいですね。集中力が切れてきたときに利用してみてくださいね。
集中できるアイテム

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在宅ワーク(勤務)をより快適に、そして集中力がアップするアイテムがあったら嬉しいですよね。
在宅ワークをこれから長く続ける上で、あったほうが良い物を集めてみました。
参考にしてみてくださいね。
座り心地の良い椅子
デスクで仕事をする場合、一番重要なのが椅子。
高さがあっていなかったり、固すぎる柔らかすぎる椅子は疲れ、集中できないですよね。
理想の姿勢になるかは実際に座って試してみるのが一番ですが、忙しいのでネットで購入したいという方は高さの調節できる、オフィスチェアがおすすめ。
自宅で仕事をすると『会社の椅子って、長時間座って作業するのに良い椅子だったんだな』と実感すると思います。
ネットで検索すると1万円以内でも高機能なオフィスチェアや、デザインのおしゃれなオフィスチェアがありますので、おうちのインテリアや自分のこだわりに合わせて選んでみては?
水色の小物
水色などの寒色系の小物は、気持ちを落ち着かせ、集中力がアップすると言われています。
体感時間を短くする効果もあるそうですよ。
ペン立てやペン、メモ帳、デスクライトなどどこかに水色や寒色系の小物を取り入れてもいいですね。
そして赤系の色は、闘争心をかきたて思考力の低下を導いてしまうそうです。デスク周りには置かないようにしましょう。
観葉植物
観葉植物は癒し効果があり、部屋に1つ置くことで気持ちよく作業ができますね。
目の疲労回復をしてくれたり、空気を綺麗にする空気清浄機のような役割も果たしてくれます。
作業が行き詰ったときに、少し植物に目を向けるだけで気分転換にもなります。
水やりが2~3日に1回程度で済むような、お手入れが簡単な植物もありますので、お気に入りの植物を1つ置いてみては?
まとめ

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いかがでしたか?
自宅ではどうしても集中できずに、いつもよりも作業に時間がかかってしまった。という人が多いそうですね。
ですが在宅ワーク(勤務)の需要は、今後ますます増えていくでしょう。
今から少しずつ、在宅でも集中できる環境を整えてみてはいかがでしょうか?
効率アップができれば、プライベートな時間をもっと増やすことができ、充実した毎日を過ごすことができそうです。
自宅オフィスの不安を取り除き、効率アップを目指してみてくださいね。
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